園長室からこんにちは
あいさつ
当園の子どもたちへの教育・保育の理念・方針についてお伝えいたしたいと思います。
本園の教育・保育理念
いつも生き生きとして
新鮮で美しく
驚きと感激にみちあふれた
世界を
子どもたちへ
子どもたちのこれからの未来を考えると私たち大人が経験をしたことのない時が待っていることは間違いなさそうです。
現在ある職業の半分以上の職種は人間の手から離れていき、またはなくなると予想されていることは皆様もご存知の通りでございます。
センス・オブ・ワンダーより
子どもたちの生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要な時期に、園で一日の大半を過ごすことになる乳幼児期に、めずらこども園では、入園する乳幼児の最善の利益を考慮し、子どもたちと大真面目に面白がって、熱中する時間を創っています。
子どもは豊かに伸びていく可能性を、生まれて来るときにそれぞれの主体性の芽を、その幼い体中に秘めて誕生してきます。
この子どもたちが0歳から6歳までを最も良く育ち行くこと。望ましい未来を作りだす力の基礎を培うようになる。このことが私ども幼児教育保育の責任であると日々痛感いたしております。
めずらこども園の基軸は、子どもたちが自分で考え自分で選択し、その選択したものの中から自分で決定し、子どもたちがそのことをやり始めるという思考回路を私たちは見守っていくことです。
自分の思考回路を幼児期の間に育てていくということは、幼児期の脳の発達に非常に重要であるといわれております。
早期に脳の発達の中で、記憶する前頭葉や側頭葉を鍛えることよりは、脳の中心を司る脳の根底を鍛えることが重要であると考えられております。
幼児期早期に認知教育的なことを進め過ぎると、子どもたちのその子に合った心の発達に影響することは、いうまでもありません。
毎日の興味ある遊び(当園では「おしごと」という)の中で
子どもたちが自分の回路を自由に回し、深く思考するということはこの脳の発達を促していると考えます。
自分で考え、自分で行動するそのことにより、多くの失敗を経験します。そのたびたびに試行錯誤を重ね、紆余曲折をし、子どもたちの脳はたくましく自分で考えられる脳に発達し、大人に頼らなくても自分で決定できる子どもたちに成長して行くということでございましょう。子どもに失敗をさせまいとし、大人たちが多くの情報を子どもに与え答えを教えようとする教育・保育は、一時的なものは得たとしても、長い人生において主体的な回路を手にすることは難しいと考えます。
発明王エジソンは「失敗は成功のもと。失敗すればするほど、我々は成功に近づいている。」といいました。毎日の教育・保育の中で大事な失敗を私たちは、子どもたちから取り上げてはいないかと、私は心配でなりません。子どもたちの未来を考えると失敗して、たおやかに反りかえってくるたくましいレジリエンスを持つ子どもたちの主体性にエール送る毎日です。
その先の未来には、大人に成った子どもたちの生み出す創造のエネルギーがあると確信を致しております。
子どもたちの遊びは「くり返し」と「やり直し」の連続です。
先回り保育や、子どもたちが考える前に先に大人たちが口を出すことは、決してこどもたちのためには成りません。
子どもたちに、答えは一つではないという考えを育てることも
また、たくさんの発問が新しい発見や探求に繋がることも子どもたちに感じてもらわなくてはなりません。
この時期に種をまかなければ、一生子どもたちはこのことにおいて苦労しなければなりません。
めずらこども園は子どもたちの失敗に共感し 「そうだったの。 そうやりたかったのね。」などの共感のことばを保育教諭は毎日丁寧に子どもたちに渡しています。
子どもたちは、その言葉を受け一層の自己肯定感を高め、頭のドーパミンが増し、たくさんの探求につなげ、多くの想いを持ち、物事の不思議を考えられる子どもたちに成長していきます。
このことが本園の
いつも生き生きとして 新鮮で美しく
驚きと感激にみちあふれた世界を 子どもたちへ
と私どもめずらこども園は、一人ひとりのお子さんの主体性を大事に抱え、心を込めて毎日、見守っております。